空みるブログ

ソラみのつれづれ。

私は私

あの人(母親)は昔から自他の境界がない。

特に母娘関係ではあの人の境界は溶けている。

 

 

前にヒステリックにこう叫んだことがある。

 

「アンタは私の作品やのに!!」

 

これ聞いた時ゲゲェと思ったし

「やっぱりこの人頭おかしいな」て

その場で思えたのは私にとって進歩だった。

(たぶん昔の自分なら罪悪感を更に感じてた)

 

 

ずっとずっと昔から母には自他の境界がなくて

思い通りにならない娘に腹を立ててきたんだろう。

きっと今もそうだ。

 

「世娘」だけではなく

母にとっては現実すらも透過してたんだろうと思う。

 

 

 

ここまで掘り下げて書いてると母を可哀想にも思えてきた。

 

・自他境界をもっと若い時に引けていたら

・世間に合わせた価値基準ではなく自分目線を信じていたら

・もう少し客観的に見ることができていたら

・傷つくことに敏感だったけど自分の発言が相手を傷つけてる可能性があることも考えられてたら

 

 

だけど私と母も別の人間。

これを押し付けることはしない。

 

母はあのままきっと変わらない。

変わっても変わらなくてもどっちでもいい。

私は私の気持ちを大事にして生きていく。

 

母のことは金銭的には感謝をしているけれど

それ以外では許せないことも多い。

母を許せない自分を許す。

 

このまま死にゆく母を

何も関係性を変えようとしない自分を

後悔するかもしれない死に目も

背負って生きていくんだ。